2007年10月29日

スタジオ風景 10-27 '07(3)

ソフトグランド ー 水溶性版画絵の具+ジェルメディウムによる

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技法:ソフトグランド
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2007年08月20日

スタジオ風景 8-19 '07

”自作ソフトグランドを使って”
このソフトグランドの作り方は下記ページをご覧ください。
http://hanga.seesaa.net/article/39903598.html

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07-8-19a.jpg
技法:ソフトグランド
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2007年08月18日

スタジオ風景 8-18 '07

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ソフトグランド
〜 水溶性のソフトグランド 〜
サクラ水溶性版画絵の具 +リキテックス ジェルメディウム
さらに詳しくは”ソフトグランド”のカテゴリをご覧ください。

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技法:ソフトグランドエッチング(水溶性のソフトグランドを使用)
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2007年08月13日

ソフトグランド

'07 4月24日に紹介したサラダ油で除去できるソフトグランドを使ってつくりました。このソフトグランドの作り方は目"新しいソフトグランド"

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銅版にソフトグランドをローラーで塗っています。

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トレーシングペーパーを当てて鉛筆で描画。

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その後、摘んできた草を押し付けて形取りました。
技法:ソフトグランドエッチング
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2007年05月12日

スタジオ風景 5-12 '07

〜 水溶性のソフトグランド 〜
サクラ水溶性版画絵の具 +リキテックス ジェルメディウム
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技法:ソフトグランドエッチング(水溶性のソフトグランドを使用)

次回はアクリル水性グランドをエアーブラシで吹き付けでアクアチントを加えます。
この作品がどのように変化するでしょうか。

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2007年05月04日

スタジオ風景 5-3 '07

水性と油性のソフトグランド
今日は2種類のソフトグランドでつくった版を、1枚の紙に並べて刷りました。
〜 水性のソフトグランドは
サクラ水溶性版画絵の具 +リキテックス ジェルメディウム 〜

〜 油性のソフトグランドは4月24日に紹介した新しいソフトグランドです。〜
150g bee wax ― 蜜蝋
75g resin colofonium (used for tradicional aquatint) ― 松脂
500g black lithographic ink ― 黒色のリトグラフインク
150g lard ― ラード
これを混ぜ合わせて自分自身で作ります。

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セピア色のインクをつめて刷りの準備ができた版。

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左:水性のソフトグランド、
右:油性の新しいソフトグランド

出来上がりを比較してみると、違いはほとんどないように思いますが、
油性の新しいソフトグランドのほうが若干タッチがやわらかいかなぁ・・。
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2007年04月24日

新しいソフトグランド

デンマークにある版画工房 "Grafisk Eksperimentarium" は professor at the Academy of Fine Arts in Granada, Juan Carlos Ramon Guadix氏が新しいソフトグランドを開発したと伝えています。
水溶性版画絵の具を使うソフトグランドは乾燥して固まるまでに描画し終えなければなりませんでしたが、このソフトグランドは決して固まることがないそうです。そして、以下のものを混ぜ合わせて自分自身で作ります。

150g bee wax ― 蜜蝋
75g resin colofonium (used for tradicional aquatint) ― 松脂
500g black lithographic ink ― 黒色のリトグラフインク
150g lard ― ラード

このグランドの塗布はウォーマー(ホットプレート)で版を加熱しローラーで均一な薄い層にのばします。
このソフトグランドはサラダ油で除去できます(有機溶剤を使う必要はありません。)

そこで、上記の材料の1/10の量でテストしてみました。
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写真、左から
晒しミツロウ(クサカベ)
松やに(新日本造形)
サクラ版画絵具油性BLACK
ラード(雪印、チューブ入り)

リトグラフインクはサクラ版画絵具 油性を使用しました。

1). 松やにを陶器の乳鉢ですりつぶして粉末にします。
2). ミツロウを加熱して液体にします。
3). サクラ版画絵具にラードと粉末にした松やにと液体になったミツロウを加えます。
4). これを加熱しながらさらに良く混ぜ合わせます。
5). 冷めると半練り状になります。
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作ったソフトグランド。

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テストピースを作りました。
薄い紙の上から5Hの鉛筆で描いた部分と
紙の上から指でこすった部分と
グランドに直に指を押し付けて指紋をつけた部分をつくりました。
(エジンバラエッチ液で20分間腐食)

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刷り

この方法もうまくいきそうです。
ぜひ試してみて下さい。

追記:
ソフトグランド用の腐蝕液。
ソフトグランドの場合は、塩化第二鉄液 3に対して、水 7で希釈した腐蝕液に30分ほど浸けます。
ハードグランドに使う腐蝕液では強すぎるので、ソフトグランドが剥がれてしまいます。
エジンバラエッチ液では、エジンバラエッチ液 1に対して、水 2弱で希釈し、20分程腐蝕。
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2007年04月23日

水溶性絵の具を使うソフトグランド

サクラ水溶性版画絵の具 +リキテックス ジェルメディウム
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ローラーで版にソフトグランドを塗布し、トレーシングペーパーを当てた上から鉛筆で描画。

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技法:ソフトグランドエッチング(水溶性版画絵の具で作ったソフトグランドを使用)
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2007年01月20日

スタジオ風景 1 - 20 '07

「ソフトグランドエッチング」その後、ハードグランド。
◇”水溶性版画絵の具”をグランドに転用します◇

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技法:ソフトグランドエッチング+ハードグランドエッチング

方法:
1.) サクラ水溶性版画絵の具にリキテックス ジェルメディウムを少量混ぜます。
2.) それをローラーで版に均一に塗布し、電熱器等で30秒〜1分加熱。適度な粘りになったところでトレーシングペーパーを版にあてた上から鉛筆で描画。
3.) 描画後、版を電熱器等で再度加熱しグランドを完全に乾燥させる。乾燥するとハードグランドになりニードルで描画できます。
4.) エジンバラエッチ液または塩化第二鉄液に浸けて腐食。
5.) グランドの除去は、版を10%の炭酸ナトリウム水溶液に5〜10分浸けて刷毛でかるくこすると除去できます。その後水洗。版が変色していてもピカールで磨けばきれいになります。

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サクラ水溶性版画絵の具、リキテックス ジェルメディウム、ローラー。

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エジンバラエッチ液で20分腐食後グランドを除去しピカールで磨いたところ。

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セピア色のインクをつめて拭き取りをしたところ。
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2006年10月14日

スタジオ風景10-14 '06

アクリル水性グランドを塗布した後、10%の炭酸ナトリウム水溶液で濡らした新聞紙を版に押し付けてグランドをアトランダムに溶かし、そして腐食。

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その時の試刷り


その後、ソフトグランドで葉の形を加えたところ。
(これは伝統的な油性のソフトグランドを使用)

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こちらは、水溶性絵の具を使ったソフトグランドで線描し鉛筆のテクスチュアーをつくりました。刷りの作業でインクをつめているところ。

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この人の場合、ソフトグランドに使用する水溶性絵の具の色は、今回は白色で試しました。

鉛筆で描いた下絵(トレーシングペーパー)を版にあてて上からなぞるように描くときに下絵の鉛筆の線をを見やすくするためです。


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タテ型腐蝕タンクから版を出したところ。

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インクをつめて拭き取り。

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2006年09月01日

ソフトグランド(2')

◆Non-Toxic Intaglio 技法による
ソフトグランド エッチング


従来からある油性のソフトグランドの代わりに、水溶性絵の具を使う方法です。

前回、8月27日に作った版の刷りです。

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(部分拡大)
鉛筆のテクスチャーがよくでています。


目このソフトグランドの作り方と方法は
2006年08月11日のページを参考にして下さい。
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2006年08月27日

ソフトグランド(2)

◆Non-Toxic Intaglio 技法による
ソフトグランド エッチング


従来からある油性のソフトグランドの代わりに、水溶性絵の具を使う方法です。

今日はこの新しいソフトグランド技法で2人の方が制作されました。

目このソフトグランドの作り方と方法は
2006年08月11日のページを参考にして下さい。

soft-g1.jpg soft-g2.jpg
soft-g3.jpg soft-g4.jpg
腐食後、炭酸ナトリウム水溶液でソフトグランドを除去する。

soft-g1a.jpg soft-g2a.jpg soft-g3a.jpg
 この方の場合、腐食時間はエジンバラエッチ液で20分でした。
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2006年08月11日

ソフトグランド

◆Non-Toxic Intaglio 技法による
ソフトグランド エッチング

従来からある油性のソフトグランドの代わりに、水溶性絵の具を使う方法で実験してみました。
s-gland.jpg

□ソフトグランドの作り方
ガラス板やトレーで
水溶性版画絵の具(サクラクレパス)2〜3容量に
ジェルメディウム(リキテックス)1容量を混ぜてよく練る。

□塗布の方法
ゴムローラーにつけて何度も転がしてよくのばす。
銅版に縦横斜めから転がして薄くむらなく塗布する。

□描画
塗布後は時間の経過とともに硬化し最後は固まってしまうので、固まるまでに描画し終えなければならない。

塗布した直後はベタベタして柔らかすぎます。適度なソフトグランドの粘り具合になるように少し乾燥させる。
[例]
A. 自然乾燥で10〜20分間乾燥した後に描画。
B. 電熱器(ウォーマー)で30秒〜1分加熱して描画。
(好みの粘り具合になるようにテストしてみて下さい。)

□描画材料
・トレーシングペーパーを版の上に当てて、5Hの先の尖った鉛筆とHBの先の丸い鉛筆の2種類で描画。
・人差し指をグランドに押し付けて指紋をつくる。

□描画後
版を電熱器(ウォーマー)で3分加熱して乾燥、硬化させる。

□腐食
エジンバラエッチ液で10分間腐食。

□ソフトグランドの除去
版を10%の炭酸ナトリウム水溶液を入れたバットの中に浸けて除去する。数分間浸けておくと除去できるが、筆で軽く擦るとすぐに剥がれてくる。

炭酸ナトリウム水溶液は繰り返し使用できますが、水道に流す場合は除去したソフトグランドをキッチンフィルターなどでこしてから流すと良いでしょう。

□除去後の版
銅版の表面に波紋のような模様がうっすらとつくことがある。これは水溶性絵の具に含まれる水分が銅と反応してできたのではないかと思うが、、? 
腐食はしていないのでピカールで磨けばきれいに取れた。

□注意すること
塗布の状態が悪い場合や完全に乾燥していない場合、また長時間の腐食では、上記の波紋のような模様に腐食してしまうことがある。

□結果
鉛筆で描いたテクスチュアーをつくることができた。
鉛筆の種類によるテクスチュアーの違いもよく判別できた。
指紋もできた。

ソフトグランドの粘り具合の調節がキーポイント。


このソフトグランド技法についてはもう少しいろいろな実験してみるつもりです。
(鳥の羽根や葉、レースーなどの物質の転写も含めて)
また報告したいと思います。
posted by Studio at 17:11 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトグランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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