スタジオ風景 8-15 '20 ソフトグランド

技法：ソフトグランド

製版用リトインク＋蜜蝋の自家製ソフトグランドを使用。（マルニックス エヴァラールト氏考案）
サラダオイルでグランドを除去できます。

スタジオ風景 4-9 '18

＜自家製ソフトグランドを使って＞
腐食が終わった後のグランドの除去はサラダ油でできます。

技法：ソフトグランド

ソフトグランド

このソフトグランドのレシピは以下です。
（マルニックス・エヴェラールト氏考案）
作り方
<材料>
• ゼネフィルダーズ　クレヨンブラックNo.1803（グラフィックケミカル）20g
• ソイワックス 20g
ジャム瓶などの金属製のフタに材料を入れてウォーマーなどで加熱し混ぜて溶かす。
塗布
ウォーマー（ホットプレート）で版を加熱しローラーで均一な薄い層にのばします。
腐蝕
塩化第二鉄液を水でかなり希釈した腐蝕液を使用。12.5ボーメくらいになるようにする。
ハードグランドに使う腐蝕液では強すぎるので、ソフトグランドが剥がれてしまいます。

グランドの除去
ウエスで拭いた後、サラダ油とウエスでさらに拭き、最後に食器用洗剤または石鹸で水洗します。

詳細は以下の湊七雄さんのサイトにある技法書をご覧ください。
http://www.shichiominato.com/publication（NON-TOXIC INTAGLIO PRINTMAKING ノントキシック銅版画への誘い）

スタジオ風景 1-29 '16

アクリル系のソフトグランドの作り方

自家製ソフトグランド

葉っぱを軽くプレスした後、周りのグランドの剥がれた部分は、STOP OUT RESIST（修正グランド）を筆で塗ってマスキングしました。
ソフトグランドの場合は、版を加熱出来ないので、修正グランドは自然乾燥させます。

もう一つの修正の方法は、同じソフトグランドを絵皿等に少し取り加熱してゆるくし、それを筆で塗っても良いです。

ソフトグランドの作り方
<材料>
晒しミツロウ（クサカベ）30g
松やに（新日本造形）15g
サクラ版画絵具油性BLACK 100g
ラード（雪印、チューブ入り）30g
湯煎で蜜蝋と松脂を溶かし、その次にインクを入れよくかき混ぜ、最後にラードを入れ完全に溶かす。

ソフトグランド用の腐蝕液で15分腐蝕。

スタジオ風景 9-26 '12

以前作ったソフトグランドの版をカラーインクで刷りました。

技法：ソフトグランド、1版多色
インク：AKUA INTAGLIO（アクアインタリオ）ー 水性版画インク

自家製ソフトグランド

自家製ソフトグランドを使って。



版を温めてウエスで拭くとほとんどグランドが除去できます。その後、サラダ油でよく拭いて、食器用洗剤とスポンジで水洗します。




技法：ソフトグランド

自家製ソフトグランドのレシピ：
http://hanga.seesaa.net/article/184392863.html

スタジオ風景 4-30 '12

技法：ソフトグランド（2版）

スタジオ風景 10-30 '11

　


技法：ソフトグランド

ソフトグランド

技法：ソフトグランド
インク：アクアインタリオ/AKUA INTAGLIO（水性インク）

自家製ソフトグランドで

このソフトグランドの作り方は、2011年02月05日 ソフトグランド作り方・スタジオ風景 2-5 '11 をご覧下さい。

ソフトグランド作り方・スタジオ風景 2-5 '11

　　
ソフトグランドで制作中。このソフトグランドは、版を少し温めて、ウエスで拭くだけで除去できるグランドです。

作り方
<材料>
晒しミツロウ（クサカベ）30g
松やに（新日本造形）15g
サクラ版画絵具油性BLACK 100g
ラード（雪印、チューブ入り）30g
湯煎で蜜蝋と松脂を溶かし、その次にインクを入れよくかき混ぜ、最後にラードを入れ完全に溶かす。

塗布はウォーマー（ホットプレート）で版を加熱しローラーで均一な薄い層にのばします。

ソフトグランド用の腐蝕液
ソフトグランドの場合は、塩化第二鉄液 3に対して、水 7で希釈した腐蝕液に30分ほど浸けます。
ハードグランドに使う腐蝕液では強すぎるので、ソフトグランドが剥がれてしまいます。
エジンバラエッチ液では、エジンバラエッチ液 1に対して、水 2弱で希釈し、20分程腐蝕。

　　

　
アクリル水性グランド除去用と腐蝕タンク（通常のエッチング用とソフトグランド用）

スタジオ風景 10-16 '10

アクリル系のソフトグランド

技法：ソフトグランドエッチング

スタジオ風景 12-5 '09

ソフトグランドで制作。
ソフトグランドはサクラ水溶性版画絵の具にリキテックスジェルメディウムを混ぜたものを使用。


修正グランドでマスキングしているところ。

スタジオ風景 10-4 '09（2）

　
版に塗布したこのソフトグランドはエタノール（アルコール）で除去できます。
（または、10％の炭酸ナトリウム水溶液に浸けておいても除去できます。）
用具類の掃除は、水洗い（硬化する前）、またはエタノール（アルコール）でできます。


技法：ソフトグランド

自作のソフトグランドで

このソフトグランドは、従来のソフトグランドと同じように使用できますが、
一番の違いは、グランドをサラダ油で除去（掃除）できることです。

作り方はこちら








技法：ソフトグランド
（2版2色）

自作のソフトグランドで。

ラードやミツロウなどを混ぜて自分で作ります。
このソフトグランドのレシピはこちら。
http://hanga.seesaa.net/article/39903598.html


版を暖めながらグランドをローラーで（少々厚めに）塗布します。
薄い紙（ロール紙など）を版の上に当ててその上から鉛筆で描画。
腐食後、このグランドはサラダ油で除去できます。（有機溶剤は不要です。）





技法：ソフトグランド
2版多色刷り

スタジオ風景 2-10 '09

技法：ソフトグランド、アクアチント
ソフトグランドはサクラ水溶性版画絵の具にリキテックス ジェルメディウムを混ぜたものです。
アクアチントはアクリル水性グランドをエアーブラシで吹き付ける方法です。
インクはSOYインクのAKUA INTAGLIO (Lamp Black)、青みを帯びた黒色です。

スタジオ風景 11-6 '08（1）

技法：ソフトグランド
ソフトグランドはサクラ水溶性版画絵の具にリキテックスジェルメディウムを混ぜたものを使用。

スタジオ風景 10-6 '08 (1)

ソフトグランド。


水溶性絵の具とジェルメディウムを混ぜたソフトグランドをローラーで版に塗布したところ。


電熱器で30秒ほど加熱して少しだけ乾かしてから描画。


薄い紙を版にあててその上から鉛筆などで描画。
描画したところ以外のグランドが剥がれた部分をマスキング中。

スタジオ風景 5-31 '08 (1)

技法：ソフトグランド（２版２色刷り）
水溶性絵の具とジェルメディウムを混ぜたソフトグランドを使用。

ソフトグランド

このグランドは、サクラ水溶性版画絵の具にリキテックス ジェルメディウムを混ぜます。
サクラ水溶性版画絵の具 2容量
リキテックス ジェルメディウム 1.5容量

版をクレンザーで脱脂してから、
ローラーでグランドを塗布、電熱器で版を30秒間加熱。
版の上に紙を当て鉛筆で描画。腐食。



グランドの除去には以下のものが使用出来ます。
消毒用アルコール
D*SOLVE （植物バイオ溶剤）
炭酸ナトリウム水溶液（10％）


技法：ソフトグランド

スタジオ風景 3-15 '08

腐蝕タンクに版を入れて腐食。


腐食タンクから版を取り出す。


水溶性絵の具を使用したソフトグランドはアルコールで除去できます。
このソフトグランドの詳細は以下のページをご覧下さい。
http://hanga.seesaa.net/category/3093423-1.html


アクアチントのために、エアーブラシを使用してアクリル水性グランドを吹き付けています。

スタジオ風景 11- 11 '07 （２）

ソフトグランドとアクアチント





技法：ソフトグランド、アクアチント
ソフトグランドは水溶性版画絵の具（サクラクレパス）２〜３容量に
ジェルメディウム（リキテックス）１容量を混ぜたものを使用。
グランドの固着力をますためには、ジェルメディウムを多めに混ぜた方が良い。
詳しくは以下のページをご覧下さい。
http://hanga.seesaa.net/article/22223853.html

アクアチントはアクリル水性グランドを細かい粒子になるようにエアーブラシで版に吹き付けています。



ソフトグランド


　
技法：ソフトグランド
上記と同じ方法です。