2007年06月01日

テスト ” ImagOn ULTRA-rapid

前回、5月22日からの続きで、フォトポリマーフィルムのImagOn ULTRA-rapid をテストしました。

film-4697.jpg
原稿: 写真をアドビフォトショップでドット(網点処理)に変換して、エプソンOHPシートにプリントアウト。

han-4696.jpg
ImagOn ULTRA-rapid を銅板に貼りケミカルランプで25秒間露光してつくった版。
ケミカルランプ8本(20ワット/1本)
光源までの距離:53cm

上の版にインクをつめて刷りました。
oil-4691.jpg
インク:シャルボネール(油性インク)
紙:ハーネミューレー

akua-4693.jpg
インク:アクアインタリオ(水性SOYインク)
紙:ハーネミューレー

posted by Studio at 15:00 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

フォトポリマーいろいろ

前回の2007年05月20日、「フォトポリマーフィルム:ImagOn ULTRA-rapidの実験」でつくった版を刷ってみるとこのようになりました。
imagon-b.jpg
インク:アクアインタリオ(水性SOYインク)
適切な露光時間を調べるために3段階に分け露光したのでこのようになっています。

imagon-a.jpg
版を日中1日室内に置いていたら、フィルムの色が製版した直後よりも濃い青色に変わっていました。
版は一晩置いたほうがより強くなるそうですが、製版した直後でも刷れます。版を強くするために製版し終わったら版をウォーマーや電熱器で少し加熱した後、熱が冷めたらもう一度紫外線に曝すとよいでしょう。

Z*ACRYLフォトポリマーフィルムとは、露光時間が全然違います。ImagOn ULTRA-rapid は 「rapidー早い」だけにZ*ACRYLフォトポリマーフィルムと比較すると露光時間がとても短いです。

以前に紹介した(2007年02月25日)ものをImagOn ULTRA-rapid で試してみると、光源と距離は同じでZ*ACRYLフォトポリマーフィルが1分30秒だったものが、ImagOn ULTRA-rapidだと12〜3秒という短い露光時間でした。
imagon-c.jpg
インク:アクアインタリオ(水性SOYインク)
ImagOn ULTRA-rapidは、原稿に使うイメージによっては、2、3秒の差でも結果が変わってくるようです。
あるいは、光源と版までの距離をもっと長くするとか、もっと弱い光を照射する方法もあるのではと思います。

ImagOn ULTRA-rapidは、フィルムの樹脂層が Z*ACRYLよりも厚いため、インクがよりしっかりと紙に刷り取られます。また、作業過程のフィルムの取り扱いが容易にできるようになっています。

原稿の黒いドットと露光時間の関係。
写真を網点処理したドットは、小さなドットほど露光時間は短くなります。
つまり、(紫外線を遮断する)黒い面積が小さいほど露光時間は短かめになります。
dot2.jpg(部分拡大)

逆に、透明の(紫外線を透過する)面積が小さいほど露光時間は長めになります。
dot1.jpg(部分拡大)



銅板などの金属板にフィルムを貼る時は、版面をピカールで磨き滑面にするほどフィルムがしっかり密着するようです。


フィルムを貼る時は、ホコリやゴミが入らないように清潔にして作業します。
水洗した版の水気を拭く時は、キムワイプがお薦めです。
kimuw.jpg
キムワイプ:紙ウエス。クリーンルーム対応クロス。ホームセンターなどでも購入できます。
posted by Studio at 18:36 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

フォトポリマーフィルム:ImagOn ULTRA-rapidの実験。

Zアクリルのフィルムと比べると作業がやりやすかった。
露光時間は約1/3くらいで、かなり短い。

<データ>
ケミカルランプ8本(20ワット)
光源までの距離:53cm
露光時間:左から20秒、30秒、40秒
現像時間:9分
この原稿の場合、適正な露光時間は25秒〜30秒でした。

DSCN4634.jpg 4635.jpg
しっかり凹凸ができている。
posted by Studio at 13:50 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

ImagOn ULTRA を販売します。

- PHOTOPOLYMER FILM - (感光性樹脂フィルム) の ImagOn ULTRA-rapid の販売を始めました。

imagon.jpg

imagon-12'.jpg

imagon-24'.jpg



http://www.hanga.info/shop-film.html
posted by Studio at 00:07 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月16日

手描きの原稿を写真製版で

〜 手描きの原稿を写真製版で 〜
フォトポリマーフィルムを使った写真製版で、手描きの原稿を露光してつくりました。 背景のアクアチントに見える部分は、アクアチントスクリーンです。
このアクアチントスクリーンは、パソコンで作者が自作したものです。
最初にアクアチントスクリーンを露光した後、続けて手描きの原稿を露光しました。

har1.jpg
この版(凹凸のできたフォトポリマーフィルム)にインクをつめて刷りました。

har.jpg
インク:シャルボネール
紙:ハーネミューレー
posted by Studio at 14:09 | 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

スタジオ風景 3-31 '07

フォトポリマーフィルムを使った写真製版 <金属版を腐食しない方法で>

家族をテーマにした作品作りの中で、写真製版の版画に挑戦されました。
〜一昨日からの続き・3作目〜
masu5.jpg
アドビフォトショップを使い写真を網点処理します。(部分拡大)

<データ>
解像度600
トーンカーブ195
モノクロ2諧調 - 拡張ディザ
エプソンOHPシートにモノクロでプリントアウト

2.)銅版にフォトポリマーフィルムを貼り、作成した原稿(エプソンOHPシート)を用いて露光。

<データ>
ケミカルランプ8本(20ワット)
光源までの距離:53cm
露光時間:1分35秒
現像時間:8分

3.) 版にインクをつめて刷りました。
masu-a.jpg

masu-j.jpg masu-i.jpg
インクをつめた版。

masu-h.jpg
中央部分が少し飛び気味。露光時間を若干短かくすれば良かったかも?
作者はこの感じも面白いと言っていた。
紙:ハーネミューレー
インク:アクアインタリオ(水性インク)
posted by Studio at 10:15 | 京都 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

スタジオ風景 3-30 '07

フォトポリマーフィルムを使った写真製版 <銅版を腐食する方法で>
masu-b.jpg masu-d.jpg

〜昨日からの続き・2作目〜
家族をテーマにした作品作りの中で、写真製版の版画に挑戦されました。
今日は銅版を腐食させる方法です。

1.) 下の写真を元に、アドビフォトショップを使い網点処理した原稿を作成。
masu4.jpg

<データ>
解像度600
トーンカーブ200
モノクロ2諧調 - 拡張ディザ
エプソンOHPシートにモノクロでプリントアウト

2.) 銅版に貼ったフォトポリマーフィルムを現像液に5分間浸けて、感光性樹脂層を溶かして薄くします。

3.) 作成した原稿(エプソンOHPシート)を用いて露光して現像。
<データ>
ケミカルランプ8本(20ワット)
光源までの距離:53cm
露光時間:2分05秒
現像時間:3分〜4分

4.) 版をエジンバラエッチ液(塩化第二鉄液にクエン酸を混ぜたもの)に浸けて約20分間腐食。
(一般的な塩化第二鉄液では約30分〜40分間の腐食時間になります。)
masu-f.jpg
腐食した銅版。
masu-e.jpg
腐食した銅版(部分)

5.) 上の版にインクをつめて刷りました。
masu-c.jpg
インクをつめた状態。

masu-g.jpg
紙:ハーネミューレー
インク:アクアインタリオ(水性インク)
posted by Studio at 12:30 | 京都 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月31日

スタジオ風景 3-29 '07

フォトポリマーフィルムを使った写真製版 <金属版を腐食しない方法で>

家族をテーマにした作品作りの中で、写真製版の版画に挑戦されました。
1.) 下の写真を元に、アドビフォトショップを使い網点処理した原稿を作成。
masu3.jpg

<データ>
解像度600
トーンカーブ205
モノクロ2諧調 - 拡張ディザ
エプソンOHPシートにモノクロでプリントアウト

2.)銅版にフォトポリマーフィルムを貼り、作成した原稿(エプソンOHPシート)を用いて露光。
masu.jpg

<データ>
ケミカルランプ8本(20ワット)
光源までの距離:53cm
露光時間:1分35秒
現像時間:8分

3.) 上の版にインクをつめて刷りました。
masu2.jpg

紙:ハーネミューレー
インク:アクアインタリオ(水性インク)
posted by Studio at 10:54 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

スタジオ風景 2-25 '07

*フォトインタリオ ・・「腐食しないで刷れます」・・
:感光性樹脂フィルムを使用した写真製版による版画技法。

07-2-25b.jpg

07-2-25a.jpg 07-2-25.jpg

技法:感光性樹脂フィルム ( Z*ACRYL PHOTOPOLYMER FILM ) で写真製版。
インク:シャルボネール
紙:ハーネミューレー
posted by Studio at 18:29 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

スタジオ風景 1-8 '07

*フォトインタリオ ・・「腐食しないで刷れます」・・
:感光性樹脂フィルムを使用した写真製版による版画技法。

銅板に貼付けたフィルム自体に凹凸ができるので、銅を腐食しないで印刷します。(腐食する方法もあります。)

07.1.8e.jpg
この写真を使い版画を制作。

07.1.8b.jpg
製版したところ。ここにインクを詰めて拭き取ります。

07.1.8a.jpg

07.1.8c.jpg



07.1.8d.jpg

技法:感光性樹脂フィルム ( Z*ACRYL PHOTOPOLYMER FILM ) で写真製版。
インク:シャルボネール
紙:ハーネミューレー


感光性樹脂フィルムについて
posted by Studio at 00:05 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

スタジオ風景9-24 '06

st9-24.jpg

st9-24a.jpg

写真から銅版画を作る技法 <写真製版> と、
アクリル水性グランドを使うアクアチントで
それぞれ制作されました。

・写真製版は、感光性樹脂フィルム ( PHOTOPOLYMER FILM ) を使う新技法です。
・アクアチントは、アクリル水性グランドをエアーブラシで版に吹き付ける方法です。


kankou.jpg
写真製版用の自作した露光機(ケミカルランプで紫外線を照射できる)

tatehu.jpg
フィルムを現像後、タテ型腐蝕タンクに入れて銅版を腐食させる。
(腐蝕液はエジンバラエッチ液。 15分の腐食)

filma.jpg
腐食後の銅版

film-han.jpg
インクをつめたところ

film-suri.jpg
試刷り (写真製版で制作)


posted by Studio at 21:56 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月25日

新しいフォトエッチング

PHOTOPOLYMER FILM
フォトポリマーフィルム”ってご存知ですか?
「感光性樹脂フィルム」と訳しています。

これでフォトエッチングができます。(手描きのイメージに加え、写真やCGのイメージを使った表現などが出来ます。)

もともとは産業界で半導体分野や印刷分野での需要に応えてきたものを芸術(版画)に転用したものです。

今までは、銅版画の中で写真製版の技法は手が出しにくいと思っていた人にとってもより身近かになるのではないでしょうか。

従来、銅版画でフォトエッチングをする場合は、感光液やシンナー、現像液、剥膜液などの有毒で引火性のある液体の使用が不可欠でしたが、フォトポリマーフィルムを使えばずっと安全に作業でき廃液処分に困ったり環境を汚染することもありません。特に大掛かりな設備も無く作業できます。何よりも自分自身の健康被害の心配がなく、また周囲の空気を汚染することもありません。

[原理] 
光が照たると硬化するフォトポリマーの性質を利用しています。

[方法]
1. 原稿には透明なフィルムやOHPシートなどにモノクロでプリントアウトした写真やCGイメージ、または手描きのイメージなど、光を通す部分と遮断する部分があるポジフィルムを使います。

2. フォトポリマーフィルを銅版に貼付けます。

3. 原稿をフォトポリマーフィルの上に密着させて紫外線を照てます。

PHOTOPOLYMER FILM3.gif

ー図の解説ー
1) 紫外線で露光する。紫外線が照射された部分のフォトポリマーフィルムは硬化する。
2) 1%の炭酸ナトリウム水溶液で現像すると紫外線が照射されなかった部分のフォトポリマーフィルムは溶けてしまう。

A. 銅版を腐食させる場合は、フォトポリマーフィルムが防蝕のグランドの役目を果たします。
B. フォトポリマーフィルム自体に凹凸が出来るためそのままインクを詰めて印刷することもできます。腐食しない場合は、固い支持体であれば銅板以外のものを使うことも出来ます。

紫外線露光機はケミカルランプをつなぎ合わせて自作可能。
ケミカルランプは人体に有害な範囲の紫外線をカットしてありますが、目のためにあまり直視しない方がいいと思います。
太陽光でも露光できますが、光量(紫外線量)の把握が出来ないので自然まかせということになります。 

作業は初めはうまくいかないかもしれませんが、慣れればうまく出来るようになると思います。

カテゴリ>フォトポリマーもご覧ください。

使用方法の詳細はこちらをご覧下さい。
posted by Studio at 10:56 | 京都 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | フォトポリマー(写真製版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

・・・・・Webを検索・・・・・
カスタム検索