使用する原稿に、
3MのOHPフィルム CG3410 インクジェットプリンタ用 A4を使用してプリントアウト。
3MのOHPフィルムは、エプソンのインクジェットプリンタ用専用OHPシート A4(製造中止)よりも露光時間は短くなるようです。
(使用するフィルムによって露光時間は変化することがあります。)
アドビフォトショップで写真を網点状になるように加工(トーンカーブの操作など)し、そしてグレースケールにしてモノクロ(黒色だけのインク)でプリントアウトします。
モニターでは網点になっていないが、プリントアウトすれば網点状になります。
版にインクをつめた状態。
左:露光時間のテスト 右:試刷り。(もう少しきれいに刷れると思います。)
上半分は35秒間、下半分は55秒間露光。
このようなイメージの場合、同じ露光時間で白く淡い部分と黒い部分を両方ともしっかり出すのは難しいと判断して、
中央部分で当て紙を置いて白い部分(上半分)を覆い上下に揺らすように動かしながら黒い部分(下半分)を長く露光しました。
フォトポリマーフィルムの版は製版後初めての刷りより、数枚刷った後の刷りのほうがディテールがはっきりと出てくることがあります。これは、ポリマーフィルムの細かいカスが完全に除去しきれていないことが考えられるからです。
技法:ポリマー凹版(フォトポリマーグラヴール)
リンク:石のコトバ http://nobukoueda.exblog.jp/11055266/