そのために使用されるのがベンジン(ホワイトガソリン)や灯油などの有機溶剤です。リグロインは商品名でベンジンとほぼ同じものと考えられます。
しかし、このような溶剤を使うのは危険です。
有毒化学物質を含んでいるため、健康被害が起こる可能性があります。
また、火気に対しても危険です。
(毒性についてはリグロインやベンジンで検索して確かめてみて下さい。ここは最近見つけました→http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1972790)
そこでお薦めしたいのがこの植物バイオ溶剤です。
D*SOLVE インククリーナー
-健康と環境に安全な革命的なバイオベースの溶剤-
トウモロコシや大豆から作られています。匂いは柑橘系です。
安心して使用できます。
ぜひ一度お試しください。
油性インクはもちろん、グランドも裏止めニスもきれいに除去できます。
- - -
私自信もこれらベンジンなどの有機溶剤を使うのが当たり前のこととして長年使っていました。ベンジンをドボドボ多量に使用し、版をきれいに拭いていました。大きい版ともなるとその量もさらに増えます。
ツンとくる独特の臭いもいつしか気にならなくなってしまうものです。
指についたインクもベンジンをしみ込ませたウエスで拭き取っていました。
暫く制作から遠ざかって久しぶりにベンジンを使うと身体がだるくなったり、頭痛になることもありました。
版に顔を近づけて拭いていると目が痛くなり涙が出ることもあります。
このような症状は子供ではさらに顕著です。
止む終えず使用する場合はよく換気し、十分注意する必要があります。
「健康な制作環境について」は北山銅版画室のホームページにも書いていますのでどうぞ。